・仕事を辞めたい
・引き止められるのは面倒、引き止められないようにしたい
こんな悩みを解決します。
仕事を辞めると決心し、いざその思いを伝えたとしても、引き止められるのは煩わしいですよね。
私も実際に退職する際には、引き止められるのは煩わしく感じ、
引き止められないように色々と考えて退職の意思を伝えました。
この記事では、仕事を辞めるときに引き止められないようにする方法について解説します。
この記事を読むことで、引き止められずに仕事を辞める方法が分かります。
- 引き止めとは
- 引き止められずに仕事を辞める具体的な方法
- それでも引き止められた場合の対処法
引き止めとは
引き止めとは、退職者に対して、退職を留まるよう慰留することを言います。
待遇の改善などを盛り込まれる場合などはカウンターオファーなどとも呼ばれます。
実際に引き留めを行う企業の割合
以下のグラフによると、現在、65%の割合で退職者に対して引き止めを行っているようです。
つまり仕事を辞めようとすると65%の確率で引き止められるということです。
企業が実際に引き留めを行った主な理由
さらに、引き止めの理由として最も多い理由が「社員が優秀だったから」
次点で「育てた人材を手放したくない」となります。
つまりあなたが優秀であればあるほど、
会社としては退職してほしくないため、引き止められる確率が高くなると言えます。
考えてみると当たり前の話ですね。
もっとも、仕事を辞めようとしているあなたからしてみれば、
引き止めはできればされたくないものだと思います。
単純に時間も取られますし、情に訴えられて意思が揺らぐかもしれません。
そんな引き止めにあわないために、
以下より実際に私がやった方法を元に、解説していきます。
引き止められずに仕事を辞める具体的な方法
私が実際に行った、
引き止められずに仕事を辞める具体的な方法は以下の通りです。
- 事前に相談はしない
- 退職理由は正直に話さない
- 退職の話し合いはバックストーリーを考えてから臨む
以下より、それぞれについて解説します。
事前に相談はしない
引き止められるのが煩わしいと思っている人には当たり前だと思いますが、
事前に退職の相談を上司にするのはNGです。
あなたが優秀であればあるほど高確率で引き止められます。
相談するのであれば、家族や友達(同僚以外)が良いでしょう。
なぜなら会社関係者に相談すると、どこから話が伝わるか分からないからです。
相談しないと退職の意思を伝えたときに「事前に相談してほしかった」などと言われると思います。
しかし辞める側からすれば事前相談は引き止められるきっかけを作るにすぎません。
お世話になった上司でも事前相談はやらない方が良いでしょう。
退職理由は正直に話さない
退職理由は全て正直に言う必要はありません。
特にあなたが独立したい場合や一刻も早く職場を離れたい場合、転職したい場合などは
正直に伝えてしまうとかなり高い確率で引き止められます。
会社はあなたを引き止めるべく、
「うまくいくわけがない」「待遇の改善を約束する」などと言うでしょう。
なぜなら辞められてしまうと、あなたを育成するためにかけたコストが無駄になるだけでなく、
あなたが優秀であればあるほど現在の仕事が円滑に回らなくなるからです。
しかし、それらの理由は退職する側からすれば関係ありません。
また、担当している仕事も引継ぎをやれば良いだけです。
よって、退職理由を正直に言う必要はありません。
仕事を辞める理由はなるべくポジティブな理由にする
そして、伝える理由はなるべくポジティブな理由が良いでしょう。
これは会社側に引き留めるきっかけを掴ませないようにするためです。
逆にネガティブな理由、たとえば人間関係などを理由にすると、
別部署への異動等を約束して引き止めを行ってきます。
なぜならネガティブな理由の場合、その理由の原因を改善すればあなたが仕事を辞める理由がなくなるからです。
また、既に次の仕事が決まっていることにすると、
「次が決まっているなら仕方ない」となりやすいです。
私の場合、実際にはすぐに独立する予定でしたが、
「将来的には独立したい」「キャリアアップのため、転職する」「既に転職先が決まっている」
ということを伝えました。
退職の話し合いはバックストーリーを考えてから臨む
おそらく退職の意思を伝えた後、
直属の上司その他役職持ちの人と話をする機会が設けられると思います。
この話し合いでは、探りを入れて来られると思います。
先ほども述べましたが、あなたが優秀であればあるほど、
会社としては何とかして引き止めようとするため、そのとっかかりを探しています。
このとき、ボロが出ないようにバックストーリーを考えておいてください。
私の場合は転職を理由としていたため、以下のようなことを聞かれました。
- 何か現状に不満があるのか
- 次の会社はどんな会社なのか
- どんな業種か
- 勤務地はどこか
- 次の会社のどこに魅力があったのか
もしも退職理由を転職と伝えている場合、
これらはおそらく聞かれると思うので、回答を作っておく必要があります。
私はこれらの問いに対して、転職しても良さげな会社を探して、その会社をモデルに回答しました。
以下、それぞれについて解説します。
「何か現状に不満があるのか」という問いに対しては、
私はあくまでもキャリアアップのために転職するので、不満はそんなにないという感じで回答しました。
「でも何かしらあるんだよね?」というように聞かれた場合は賃金を理由にしていました。
実際賃金には不満はあんまりなかったんですが、実際に不満に思っていた「出張が多い」「拘束時間が長い」などの理由を言う必要もないと思ったからです。
「何か現状に不満があるのか」以外の問いに対しては、モデルの企業の内容を主に伝えました。
また、ゆくゆくは独立したいという理由も伝えていたため、
独立を見据えるとこの転職先に魅力があるという風にも答えました。
私が聞かれたのはこんな感じでしたが、
退職理由を正直に伝えない場合、バックストーリーを考えておかないとボロが出てしまうでしょう。
よって、必ずバックストーリーを考えておくなり、何か対策を取っておくようにしましょう。
それでも引き止められた場合の対処法
大切なのはどんなに魅力的な提案を受けたとしても断るということです。
なぜなら、その魅力的な提案が履行される保証がないからです。
たとえば私の場合は中小企業だったので、社長が待遇改善案と新制度作成案を引っ提げて引き止めに来ました。
内容としては独立を支援する制度を予算を付けて新設するというもので、
「残るか検討してくれ、回答は後日で良い」と言われました。
実際のところIT企業として独立しようとしていたわけではない私にとってその提案はあまり魅力的ではありませんでした。
なので後日、退職届とともにお断りの意思を伝えました。
今考えても、提案を受け入れて、退職を撤回しなくてよかったと思っています。
なぜなら、退職を撤回したからと言って、その提案が実施される保証はありません。
もしかしたら、その場しのぎで言っているだけかもしれませんし、
実施されるまでかなりの時間を要するかもしれません。
また、一度退職しようとしたという事実はずっと付きまといます。
するとおそらく人事評価に影響が出るでしょう。 「こいつはまたいつか退職しようとする」
という風に思われて、正当に評価されないかもしれません。
そして、あなたは退職の意思を伝えるまでに悩み抜いたはずです。
悩み抜いた末の結論である以上、私はその意思を貫いたほうが後悔しないと思います。
仕事を辞めるときに引き止められないようにする方法を解説:まとめ
引き止めを行う企業の割合は65%にのぼります。
また、引き止め理由の1位は「社員が優秀だったから」、2位は「育てた人材を手放したくない」です。
つまり、あなたが優秀であればあるほど引き止められる確率が高くなります。
仕事を辞める際に引き止められないようにする具体的な方法は以下の通りです。
- 事前に相談はしない
- 退職理由を正直言わない
- 退職の話し合いにはバックストーリーを考えてから臨む
それでも引き止められてしまうこともあると思いますが、引き止めに応じても後悔することが多いと思うので、応じないようにしましょう。
今回の記事が、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
コメント