・一日の終わりにポジションを全部決済したい
・週持ちこしはいやだから金曜日にポジションを全部決済したい
・でも自分で監視し続けるのはしんどい
こんな悩みを解決します。
結論:EA「CloseAllOrdersByTimeLimit」を使えば簡単!
MT4でFXトレードを行っていると、指定した日時で全ポジションをクローズしたい場合があると思います。
例えば、デイトレードで一日の終わりに全ポジションを決済する場合や、
オーバーナイトで週末に全ポジションを決済する場合などです。
しかし、いちいち取引時間の終わりまで自分で監視し続けて手動でポジション決済なんてとてもしんどい上に面倒ですよね。
そこで私はMT4で日時を指定して全ポジションを決済するEA「CloseAllOrdersByTimeLimit」を作りました。
これがあれば一発でMT4を監視せずとも指定した日時で全ポジションを簡単に決済することができます。
今回はそんな便利なMT4のEA「CloseAllOrdersByTimeLimt」についてご紹介します。
なお、その他の公開済みインジケーター・EA・スクリプト記事については以下よりまとめています。
- MT4用EA「CloseAllOrdersByTimeLimit」とは
- MT4用EA「CloseAllOrdersByTimeLimit」の仕様説明
- MT4用EA「CloseAllOrdersByTimeLimit」まとめ
MT4用EA「CloseAllOrdersByTimeLimit」とは
CloseAllOrdersByTimeLimitはMT4用のEAです。
MT4のサーバー時間を指定して全ポジションを自動で決済することができます。
MT4標準では時間を指定して自動でポジションを決済してくれる機能はありません。
よって、特定の時間にポジションを決済しようとすると標準では全て人力でやるしかありません。
しかしMT4を特定の時間まで監視し、
手動で全ポジションを決済するというのは、日本に住んでいる限り現実的ではありません。
なぜなら、NY時間の取引終了時間は日本時間の午前4時や5時となってしまうからです。
午前4時や5時まで起きているか、この時間に起きて手動決済なんてやってられません。
とても人力でやるようなことではないので、私は代わりにやってくれるEAを開発しました。
私個人で使用するために作成したものですが、せっかくなので公開しようと思います。
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CloseAllOrdersByTimeLimit
MT4用EA「CloseAllOrdersByTimeLimit」の仕様説明
CloseAllOrdersByTimeLimitの仕様を説明します。
- CloseAllOrdersByTimeLimitの使い方
- CloseAllOrdersByTimeLimitのパラメーター
なお、MT4へのEA等の追加方法が分からない方は以下の記事をご覧ください
CloseAllOrdersByTimeLimitの使い方
CloseAllOrdersByTimeLimitの使い方は適当なチャートを開いてドラック&ドロップするだけです。
このとき、選択する通貨ペアは何でも構いませんが、MT4上部の「自動売買」が緑色(有効)になっていることを確認してください。
ドラック&ドロップすると以下のように画面が表示されます。
このとき「自動売買を許可する」にチェックが入っていない場合は画像の通りチェックを入れてください。
なお、セイフティーの項目が異なる場合がありますが、ここは画像の通りでなくても大丈夫なので、
とくに変更しなくても大丈夫です。
設定が確認できれば、次はパラメーターを変更します。
この画面ではOKボタンはまだ押下しないでください。
CloseAllOrdersByTimeLimitのパラメーター
CloseAllOrdersByTimeLimitで設定できるパラメーターは以下の通りです。
No | パラメーター名 | 値 |
① | 決済日時 | 全ポジションの決済を行う日時を指定します。 形式は「yyyy.MM.dd hh:mm」です。 |
② | 監視間隔 | 決済日時までの監視間隔を秒単位で指定します。 |
③ | 決済時に許容するスリッページ | 決済時に許容するスリッページを1ポイント(0.1pips)単位で指定します。 |
基本的に変更する必要はありません。
ただし、低スペックのVPSなどで使用する場合、監視間隔を長めに設定するとVPSへの負荷が下がり、動作が軽くなるかもしれません。
しかし、監視間隔を長くすると決済日時との誤差が大きくなります。
基本的には誤差が出ても問題ないように余裕を持った決済日時を指定してください。
それでも気になる方は監視間隔を短く設定してください。
また、決済時に許容するスリッページは決済時にいくら分の価格のズレを許容するかという項目です。
これを小さくしすぎると延々と決済に失敗してしまうため、基本的に変更するにしても大きくするだけにしてください。
CloseAllOrdersByTimeLimitで発生するエラーアラートの仕様
CloseAllOrdersByTimeLimitのパラメーターで不正な値をしてした場合、エラーメッセージがアラートで表示されます。
文字化け対策のため、全て英語で表記しており、少しわかりづらいため解説します。
No | メッセージ | 説明 |
1 | Stop the EA because you have entered a date in the past. | 「過去の日付を指定しているため、EAを停止します。」 決済日時に過去日時を指定している場合に表示されます。 |
2 | Stop the EA because you entered the monitoring interval is 0 seconds or less. (min:1second) | 「監視間隔に0秒以下を指定しているため、EAを停止します。(最小:1秒)」 監視間隔に0秒以下を指定している場合に表示されます。 |
3 | Stop the EA because you entered slippage is below 0.(Min:1pont) | 「スリッページに0以下を指定しているため、EAを停止します。」 決済時に許容するスリッページに0以下を指定している場合に表示されます。 |
日時を指定して全ポジションを決済するEA「CloseAllOrdersByTimeLimit」:まとめ
CloseAllOrdersByTimeLimitはMT4用のEAです。
MT4のサーバー日時を指定して全ポジションを決済することができます。
使い方は簡単で、CloseAllOrdersByTimeLimitをチャートにドラッグアンドドロップして各設定値を指定するだけです。
そうすると、指定した日時にEAが全ポジションを決済してくれます。
いかがでしたでしょうか。
このEAを使用することで自分で監視し続けなくても自動で全ポジションを決済することができます。
いちいち決済する日時まで画面を目視する必要がなくなるので、とても楽になると思います。
この記事とEAが少しでもお役に立てれば幸いです。
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