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肩の日に加えてほしいおすすめの筋トレメニュー「45度インクラインロウ」

アイキャッチ画像33 男性 バックダブルバイセップス 記事タイトル筋トレ

・肩幅を広くしたいけど何をしたらいいのか分からない

・肩の真ん中の筋トレにサイドレイズ以外のメニューが知りたい

・肩の筋トレにバリエーションが欲しい

こんな悩みを解決します。

結論:肩の中(側)部のトレーニングには45度インクラインロウがおすすめ

逆三角形の体を作る上で欠かせないのが肩幅です。

しかし肩幅を広くしたいと思っても、実際何をやれば良いのかよく分かりませんよね。

また、肩の中部の筋トレで有名なメニューはサイドレイズくらいしかないので、
バリエーションが欲しいと思っている方もいると思います。

今回はそんな方に向けて、私がおすすめする「45度インクラインロウ」についてご紹介します。

この記事の内容
  • 肩のおすすめ筋トレメニュー「45度インクラインロウ」とは
  • 肩のおすすめ筋トレメニュー「45度インクラインロウ」のやり方
  • 肩の日に加えてほしいおすすめの筋トレメニュー「45度インクラインロウ」:まとめ
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肩のおすすめ筋トレメニュー「45度インクラインロウ」とは

そもそも肩の筋肉である三角筋は以下の通り、前部・中(側)部・後部の3つの部位に分かれています。

三角筋 解剖学図

(#1より引用)

これらのうち、真ん中の筋肉(上記画像では「middle」)を主に対象としたトレーニングメニュー(複合関節種目)が、
45度インクラインロウです。

45度インクラインロウは、ACE(the American Council on Exercise)とウィスコンシン大学ラクロスの共同研究(#1)によると、肩の筋トレメニュー10種類の比較の中でEMG(筋電図)とMVC(最大随意筋力)が最も活発であったメニューでした。

この共同研究で比較対象となったトレーニングメニューは以下の10個になります。

比較対象のトレーニングメニュー
  1. ダンベルショルダープレス
  2. プッシュアップ
  3. ケーブルダイアゴナルレイズ
  4. ディップス
  5. ダンベルフロントレイズ
  6. バトリングロープ
  7. バーベルアップライト
  8. ベントアームラテラルレイズ
  9. 45度インクラインロウ
  10. シーテドリアラテラルレイズ

 

上記のメニューを見るとオーソドックスな種目が多く、
これらの中で最も優秀な成績を収めているということはその筋トレの効果にかなり期待できるため、おすすめです。

また上記の共同研究において、45インクラインロウは三角筋後部(上記画像では「Deltoid(anterior)」)の比較においても2位という結果でした。

つまり、45度インクラインロウは1種目で三角筋中(側)部と後部を効率よく鍛えられる種目ということになります。

よって、効率の良い筋トレメニューであるという点からもおすすめできます。

更に良いことに、45度インクラインロウに必要な道具はインクラインベンチとダンベルだけです。
この2つさえあればどこでもできるため、ホームトレーニーの方など使える器具に制限がある場合でも実施できます。

EMGとは、対象の筋肉の活動を計測したものです。
これが高いと、より活発にその筋肉が動いていることになり、筋トレの効率が良いということになります。またMVCとは、人間が力を出そうと意識して発揮出る力の大きさを測定したものです。
これが高いと、より多くの力をその筋肉が発揮していることになり、筋トレの効率が良いということになります。

肩のおすすめ筋トレメニュー「45度インクラインロウ」のやり方

では具体的にに45度インクラインロウのやり方を解説します。

具体的な動作としては上記の動画を参照してください。

やり方としては以下の通りです。

45度インクラインロウのやり方
  1. インクラインベンチを45度に設定する
  2. ダンベルを持ってうつぶせになる(スタートポジション)
  3. 肘を高く上げダンベルを引く
  4. スタートポジションにゆっくりと戻す

やり方としては上記の4つだけです。

上体をベンチに預けていて安定して行え、動作自体も簡単なので初心者の方にもおすすめです。

45度インクラインロウの注意点

45度インクラインロウをやる上でいくつかの注意点があります。

以下ではその注意点について解説します。

1. 肘を高く上げることを意識してダンベルを引く

1つ目はやり方3のときには必ず肘を高く上げてダンベルを引くということを意識してください。

これを意識しない場合、肩ではなく背中に効いてしまいがちです。

個人的な感覚としてはアップライトロウやフェイスプルのように、
背中側に引くというよりは顎下にウェイトを持ってくる感覚でやると肩に効かせやすいように感じます。

2. ウェイトを下ろすときはゆっくりと下す

2つ目はやり方4のときにはウェイトをゆっくりと下すということを意識してください。

もしも引ききったところから一気に力を抜いてウェイトを下げた場合、
ウェイトが下がり切って肩が伸び切った状態で一気に負荷がかかるため大変危険です。

また、ホームトレーにの方など業務用ではないインクラインベンチを使用している場合、
扱うウェイトが重くなった場合で、ベンチが軽い場合には転倒してしまうかもしれません。

そしてこれは45度インクラインロウだけではありませんが、ネガティブを意識することで筋トレの効率を上げることができます。

45度インクラインロウの場合、引ききったところから重力に逆らうように肩の筋肉で支えながら下すことで、
引くときだけでなく下すときにも肩に刺激を与えることができます。

肩の日に加えてほしいおすすめの筋トレメニュー「45度インクラインロウ」:まとめ

45度インクラインロウは、主に肩の中(側)部をターゲットとしますが、肩の後部も鍛えられる複合関節種目のトレーニングメニューです。

このトレーニングは、ACE(the American Council on Exercise)とウィスコンシン大学ラクロスの共同研究(#1)によると、肩の筋トレメニュー10種類の比較の中でEMG(筋電図)とMVC(最大随意筋力)が最も活発であったメニューでした。

また、肩の後部においても10種類中2位の成績を収めているため、肩の中(側)部と後部を効率よく鍛えることができます。

動作が単純なため、筋トレ初心者にもおすすめできます。

また、必要なものはインクラインベンチとダンベルのみのため、ホームトレーニーの方にもおすすめです。

やり方としては以下の通りです。

45度インクラインロウのやり方
  1. インクラインベンチを45度に設定する
  2. ダンベルを持ってうつぶせになる(スタートポジション)
  3. 肘を高く上げダンベルを引く
  4. スタートポジションにゆっくりと戻す

注意点としてはウェイトを引くときに肘を高く上げて引くことと、
ウェイトを下ろすときにゆっくりと下すことを意識して動作を行ってください。

いかがでしたでしょうか。

今回の記事では45度インクラインロウについてと、そのやり方・注意点についての解説を行いました。

複合関節種目で肩の中(側)部の種目としては重い重量を扱えるこの種目は、かなりおすすめです。

初心者の方やホームトレーニー、肩の種目にバリエーションが欲しいという方にもぜひ取り入れてもらいたいと思っています。

参考文献・引用元

#1 Samantha Sweeney,John P. Porcari, Clayton Camic, Attila Kovacs,Carl Foster,”Dynamite Delts: ACE Research Identifies Top Shoulder Exercises”
URL:https://www.acefitness.org/education-and-resources/professional/prosource/september-2014/4972/dynamite-delts-ace-research-identifies-top-shoulder-exercises/

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