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FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方を徹底解説

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・MTF分析って何?

・どうやってやれば良いのか分からない

・それぞれの時間軸で方向が違って混乱する

こんな悩みを解決します。

結論:メインの時間軸を決めてから分析を行うべき

FXについて検索しているとMTF(マルチタイムフレーム)分析という言葉をよく目にすると思います。

しかしMTF分析と言ってもやり方がよく分かりませんよね。

また、一応MTF分析については知ってるけどやってみると混乱するという方も多いと思います。

今回はそんな方に向けて、MTF分析の考え方について解説します。

この記事の内容
  • FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析とは
  • FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方
  • FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析を用いたトレードのやり方
  • FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方を徹底解説:まとめ
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FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析とは

MTF(マルチタイムフレーム)分析とは複数の時間軸にまたがって相場環境を分析することです。

長期・中期・短期のように3つの時間軸を使用することが多いです。

例えば、長期の時間軸に日足、中期に1時間足、短期に15分足などです。

一般的にひとつの時間軸だけで相場環境の分析を行うよりも高精度の分析ができると言われています。

しかしひとつの時間軸で相場環境の分析を行うよりもMTF分析の方が複雑なため、
考え方を持っていなかったり、分析になれていないと逆に混乱して分析ができなくなってしまいます。

また、分析対象全ての時間軸が同じ方向を向いていることは滅多にありません。

そのため日足はレンジで1時間足は上昇トレンドだけど15分足は下降トレンドなど、
どれを信じればいいのか分からないなんてことになりがちです。

FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方

ここからはMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方について解説します。

私なりのMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方は以下の通りです。

MTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方
  1. メイン(中期)の時間軸を決める
  2. エントリーを行う(短期)時間軸を決める
  3. 中期の補助となる(長期)時間軸を決める

メイン(中期)の時間軸を決める

一番最初に考えるべきはご自身がトレードしたいメイン(中期)の時間軸を決めることです。

ここが決まっていないとMTF分析をやろうにも何をもって長期・短期とするのか定まらないため、必ずメイン(中期)の時間軸を決めてください。

決め方としてはご自身で取りたい値幅やご自身のトレードスタイルから決めてみてください。

例えばゆったりめのデイトレがやりたいのであればメインを1時間足に設定したり、
デイトレでより多くのエントリーがしたいのであれば15分足をメインに設定します。

もちろん4時間足でも5分足でもメインに設定する時間軸何でも構いません。

重要なのはご自身がトレードしたい時間軸をメインの時間軸として設定するということです。

エントリーを行う(短期)時間軸を決める

次に考えるべきはご自身がエントリーを行う(短期)時間軸を決めることです。

この時間軸はエントリーのタイミングを取るための時間軸です。

トレンドフォローの手法であれば中期のトレンドに対して、実際にどのタイミングでエントリーするかを決定します。

短い時間軸でエントリーすることでより有利な価格でのエントリーが可能となります。

また、一般的に短い時間軸の方がエントリーチャンスが多く発生します。

中期の補助となる(長期)時間軸を決める

最後に中期の補助となる(長期)時間軸を決めます。

この時間軸は、中期の時間軸の補助として利用します。

トレンド判断などは全てメインの時間軸である中期時間軸で行います。

例えば中期時間軸が上昇トレンド、長期時間軸が下降トレンドの場合、従うべきはメインである中期時間軸の上昇トレンドです。

長期時間軸が下降トレンドだから売り!とはしないでください。

あくまでも長期時間軸の役割は中期の補助です。

例えばエントリーできそうだけど長期時間軸の節目付近にあるからエントリーは見送る判断をする、などで利用します。

FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析を用いたトレードのやり方

ここからは具体例を用いてMTF分析を用いたトレードのやり方について解説していきます。

今回の具体例で用いるトレードルールは以下の通りです。

  1. メイン時間軸である1時間足の20・50・100SMAの方向がそろった時にその方向に向かってエントリー
  2. 1時間足20SMAまでの押し戻りで15分足のピンバー・アウトサイドバー・インサイドバーでエントリー
  3. 損切は15分足のピンバー・アウトサイドバー・インサイドバーの高安値から少し離れた位置
  4. 利確は損切幅の3倍
  5. 上位足である4時間足の節目付近ではエントリー不可

※上記ルールは適当に考えたルールなので必ず勝てるわけではないので注意

トレンドフォロー型のトレードルールです。
1時間足の20・50・100SMAの方向がそろう(パーフェクトオーダー)の状態でエントリーを行います。

その際、20SMAまでの浅めの押し戻りを待ち、
下位の時間軸である15分足で3つのプライスアクションを確認してエントリーします。

リスクリワード比率は1:3とし、損小利大のトレードになるようにします。

ただし、上位時間軸である4時間足の節目(直近の高安値など)の付近では価格が伸びにくいため、エントリーはしないようにします。

FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析を用いたトレードの具体例

まずはメインの時間軸である1時間足での相場環境の分析から始めます。

MT4 USDJPY エントリーポイント強調表示

通貨ペアはUSDJPYです。

赤四角で囲ってある部分を見てみると、SMAの20・50・100が下から順に右肩下がりに並んでいることが分かると思います。

次に赤丸の部分を見るとSMA20まで戻ってきていることが分かります。
ここで緑丸の部分を見ると前回の戻りはSMA20付近で起きていることから、今回もSMA20付近での戻りになると考えます。

次に長期時間軸である4時間足を見てみます。

MT4 USDJPY H4 エントリーポイント強調表示

4時間足では緩やかな上昇から大きく下げてきていることが分かります。

少し見づらいですが、青く塗りつぶされている部分が1時間足で表示している部分です。

節目である直近の安値を赤い水平線で示しています。
おおよそこの節目まで80pips弱あるのでデイトレとしては十分な利幅が取れそうです。

最後に15分足でエントリーします。

MT4 USDJPY M15 エントリーポイント強調表示

紫色の斜めのトレンドラインが1時間足のSMA20に相当するラインです。

このラインにかかるようにピンバーとインサイドバーの複合プライスアクションが発生しているのが分かります。

黄色のラインがピンバーの高値と安値を表しており、この値幅に収まるように何本かのローソク足が発生しています。
そして、もっとも右端のローソク足の終値で安値をブレイクしているのでここでエントリーです。

損切は緑色の破線で、損切幅は約16.5pipsとなります。
よって、利確は16.5×3 = 49.5pipsとなります。

おまけで結果も見てみます。

MT4 USDJPY H1 エントリーポイント強調表示 トレード結果

今回の具体例では最終的に4時間足の節目を少し下抜けした位置まで伸びました。

大体エントリー位置から80pipsほどは伸びた結果です。

今回のトレードルールでは49.5pips時点で利確なので、反転ポイントまでかなり余裕のあるトレードとなりました。

FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方を徹底解説:まとめ

MTF(マルチタイムフレーム)分析とは複数の時間軸にまたがって相場環境を分析することです。

一般的に長期・中期・短期のように3つの時間軸を使用することが多く、
ひとつの時間軸で分析するよりも相場環境分析がより複雑になります。

しかし、ひとつの時間軸だけで相場環境の分析を行うよりも高精度の分析ができるので、
より高精度のトレードができるようになります。

いかがでしたでしょうか。
FXにおけるMTF(マルチタイムフレーム)分析の考え方について解説しました。

MTF分析ができるようになればより良いトレードができるようになると思います。
是非皆さんも一度試してみてください。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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